脳卒中ガイドラインでは、治療の推奨度をAからEまでの5段階にわけて治療提言をしています。

推奨度A・・・強い推奨 行うべきである
推奨度B・・・中等度の推奨 行うことは妥当である
推奨度C・・・弱い推奨 考慮してもいい、有効性が確立していな
推奨度D・・・利益がない 勧められない
推奨度E・・・有害 行わないよう勧められる

ざっくりA-Cに関しては、実臨床でおこなっていること。D・Eは臨床では行ってはいけないことと理解してもらええばと思います。

投稿者

ちい

神戸某病院で脳卒中外科医をしている「ちい」です。 2児(5歳♂3歳♂)の父親で、趣味でランニングとフィットネスボクシングしています。 脳卒中の1次予防(病気にならない、再発させない)、2次予防(早期発見、適切な治療介入)を中心として一般の方に理解しやすいよう情報発信していきたいとおもいます(不定期・更新頻度はおそめです)。 趣味のダイエットに関する情報も発信していきます。

脳卒中ガイドラインの推奨度について件のコメント

  1. […] 脳梗塞で発症した場合、4.5時間以内であればtPAという血栓溶解療法が推奨されていますがもやもや病に関しては、「慎重に投与する」(推奨度C)と記載されています。また、通常の脳梗塞に対する点滴療法や抗血小板薬(血をサラサラにする薬)に関しても、明確なエビデンスがない状態です(推奨度C)。したがって、もやもや病に起因する脳梗塞に対しては正解となる治療方法がないというのが現在の状態といえます。ガイドラインの推奨度に関してこちらを参照 […]

    もやもや病 3 | 脳卒中外科医ちいの日記

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