こんにちは、ちいです。今日は雨ですね。以前断裂したアキレス腱がいたみます。。。
さて、本日はもやもや病のお話です。
もやもや病の診断基準改定
今年、もやもや病の診断基準の改定がありました。1987年に基準が作られて以来, 1995, 2009, 2015年に順次改定され今回が4回目となります。
2015年の改定は、かなり抜本的な改定でした。これにより、もやもや病の患者さまがしっかりとした精度で診断されるようになりました。
難病指定されている患者さまも増えたのかなと考えて、難病情報センターの公表データをみてみました
認定を受けている患者さまの数
H28/2016年 17602人→H29/2017 12648人
改定後 認定されている患者さまは減少した
どうやら改定後、認定取り消しの方が多かったようです。
改定内容に関しては専門的になりますので割愛しますが、要約すると
- 片側性のもやもやがあることを周知しましょう(従来は両側の血管脱落で初めてもやもや病と診断できていた)
- 基礎疾患に伴う血管の異常はもやもや病とは認めません
特に、バセドー病という甲状腺の病気に脳血管の異常が伴うことが有名ですので、おそらくこれにより認定が取り消されたものと思います(あくまで推測ですが…)
今回の改定は、分かりにくくグレーゾーンになっている表現を直接的に変更するような言葉の改定の部分が多いです。
もしかすると、新基準に当てはめると認定患者さまの数は少し減るのかもしれません。
またどういった経過をたどっているのか報告しようと思います。では本日は短いですがこのあたりで!