こんにちは、毎度カメ更新で申し訳ありません。ちいです。
毎日暑いですね。私は今年早めに夏休みをいただいて沖縄に行ってきました。行ったときは、暑くて驚きましたが、帰ってきてびっくり!全然涼しくなかったです笑 それだけ全国的に急に暑くなってたんですね。

沖縄 小浜島の風景です

さて、本題ですが本日は「脳卒中予防10か条」の紹介です。

日本脳卒中協会は脳卒中予防の知識を普及するため、平成15年2月21日に「脳卒中予防十か条」を作成しました。

現代の感覚としては、~10選!というのは少々ボリュームが多い気がしますが、今回はこの10か条を紹介します。

1.手始めに 高血圧から 治しましょう

高血圧は脳出血・脳梗塞(特にラクナ梗塞)・くも膜下出血のいずれの危険因子でもあります。まず何かを始めるとすれば高血圧の治療(血圧手帳をつける、塩分摂取をひかえる、改善がなければ薬を使用する)から行いましょう。

2.糖尿病 放っておいたら 悔い残る

糖尿病は動脈硬化の強烈な危険因子です。動脈硬化が強いと、アテローム性脳梗塞を発症するリスクが高くなります。糖尿病自身が腎臓や目、末梢神経に障害をきたす病気でもありますので、いずれにせよ放置は非常に危険です。

3.不整脈 見つかり次第 すぐ受診

不整脈、特に心房細動は心原性脳塞栓症の原因となりえます。場合によっては致死的な脳梗塞を発症することもあるため、特に高齢者の不整脈は抗凝固療法の適応になります。みつかれば循環器内科受診をおすすめします。

4.予防には たばこを止める 意志を持て

たばこも動脈硬化の強烈な危険因子です。これも脳出血、脳梗塞、くも膜下出血のリスクを高めます。百害あって一利なしですので吸っている方は即刻やめてください。

5.アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒

アルコールは適度な摂取量があります。この質問もよく患者さまから受けますので意外と知られていないのだと思います。適量についてはまた別で記事にしますね。
何事も「程度が大事」なのですね。

6.高すぎる コレステロールも 見逃すな

コレステロール、とくにLDLコレステロールは「悪玉コレステロール」ともよばれ、動脈硬化のリスクファクターになります。アテローム性脳梗塞の発症リスクともなるため、脳梗塞発症リスクが高い場合は治療介入を行いますが、高血圧などとは異なり健康人で治療介入するかどうかは議論がのこるところです。

7.お食事の 塩分・脂肪 控えめに

この項目に関しては、少々わたしとしては物言いをつけますね。塩分に関しては、1で述べた通り高血圧の方では制限していただいております。しかし、脂肪分というのは必要栄養素です(糖質、タンパク質、脂質)。このバランスが崩れると正しい食生活とは言えませんので、糖尿病や腎臓疾患の方など特殊な場合を除き、この三大栄養素をバランスよく摂取していただくよう説明しております。

8.体力に 合った運動 続けよう

適切な運動は、適正体重の維持やコレステロール値の改善に寄与します。やりすぎはからだにとって負担になりますが、適切な運動は必要ですね。

9.万病の 引き金になる 太りすぎ

適切な体重を大きく逸脱した場合、やはり血管系のトラブルが多いです。また、多すぎる脂肪は種々の処置の難度を著しく上げます。
適正体重の維持は絶対に必要かと思います。

10.脳卒中 起きたらすぐに 病院へ

これは、個人的には一番覚えておいてほしい項目になります。1-9までのことを一生けん命実践していただいても、発症を完全に防ぐことはできません。脳卒中はある意味「長生き病」で誰にでも発症するリスクがあります。
少しでもおかしいな(片麻痺、しゃべりにくさ、しびれ、場合によっては頑固なめまいなど)と感じたら脳外科の受診をできるだけ早くしてください。これが遅れることによって後遺症が残存してしまう場合もあります。

以上10か条を説明しました。個別案件に関しては、適宜このブログでも取り上げていますのでぜひ参考にしてみてください。では!

投稿者

ちい

神戸某病院で脳卒中外科医をしている「ちい」です。 2児(5歳♂3歳♂)の父親で、趣味でランニングとフィットネスボクシングしています。 脳卒中の1次予防(病気にならない、再発させない)、2次予防(早期発見、適切な治療介入)を中心として一般の方に理解しやすいよう情報発信していきたいとおもいます(不定期・更新頻度はおそめです)。 趣味のダイエットに関する情報も発信していきます。

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