こんばんは、ちいです。今日は「脳梗塞」について少し掘り下げてお話します。
脳梗塞は基本的に3種類+その他の分類することができます。
ラクナ梗塞
ラクナとはラテン語で「小さい」という意味です。脳の深い部分、MRI検査で「脳の中心に近い部分」にできた梗塞です。
日本人に多い脳梗塞で、一般的に高血圧が原因で「穿通枝」という細い血管が詰まってしまう病態です。
アテローム性脳梗塞
アテロームとは、一般には「プラーク」という言葉のほうがしっくりくるかもしれません。
ラクナ梗塞よりも太い血管、「主幹動脈」という血管の壁にコレステロールなどのゴミが蓄積して血管狭窄をきたします。「内頚動脈狭窄症」などが、代表例ですが場合によっては再発予防のため治療が必要になります。
心原性脳塞栓症
こちらに関しては以前 心原性脳塞栓について1 心原性脳塞栓症について2でお話しました。
「心房細動」という不整脈が原因で起こる重傷になりうるもっとも危険な脳梗塞です。詳細は上記を参照してくださいね。
その他
その他の原因で起こる脳梗塞です。奇異性脳塞栓症(卵円孔開存などの心臓の病気が原因で起こる脳梗塞)や血管炎、ピルなどの薬剤が引き起こす脳梗塞などがこれにあたります。
具体的な病態についてはまたかきますが、今日は「脳梗塞は3+その他」に分類されることをおぼえてくださいね。では本日はこのあたりで!みなさん寒いのであったかくして寝てくださいね。